数あるフリー素材サイト=ストックフォトサービスといえば総会員数約800万人を突破している圧倒的知名度の写真ACがあります。(2022年6月)
写真ACとはフリー素材のサイト(無料)で利用できる写真素材が約534万点程と驚異的な数の画像があります。(2022年6月)
この写真ACサイトでは無料でアップロード・ダウンロードできるメリットがあり、一般の方の投稿写真が多いのでニッチな画像に出会えたりするかもしれませんよ。
今回はこの写真ACを始めるにあたっての注意点を記事にまとめました。
ストックフォトサービスの仕組み
- ストックフォトの流れ
- メリットとデメリット
- 向いている人と向いてない人
- 必要なツール
- 著作権と肖像権
ストックフォトの流れ
ストックフォトの仕組みとは自分が撮った画像を写真ACに投稿し、あなたの写真をユーザーが購入(ダウンロード)すると収益が〇〇円と発生する流れです。
因みに、写真ACでは人物写真は1ダウンロード10円、人物以外1ダウンロード3円です。(2021年10月)
よって、あなたの写真をダウンロードする人が多ければ多いほど大きな収益が得られるようになりま
す。
メリットとデメリット
▼メリット
① 誰かのニーズにハマった写真が自分の思い出の写真だったりする。
普段から趣味など写真を撮っていたりする人は多いですよね?
そんな普段の何気ない写真だったり旅行に行った時の思い出の写真が購入されるかもしれません。
② 他のサイトにはない素材が手に入る
写真ACでは投稿した写真の著作権が写真AC側に移ってしまいます。
これは一度投稿してしまった写真は、他のフォトストックサイトには同じように投稿できなくなってしまうということです。
つまり、写真ACで投稿した写真と同じものは他のサイトには存在しないということです。
③ 社会貢献になる
写真ACでは1ダウンロードごとに0.1円を日本赤十字社を通じて東日本大震災義援金として寄付されて
います。
何気なく行なっていることで貢献できるのはやはり嬉しいことですよね。
また、ビジネスのシーンでも良く使用されているので自分の撮った写真がどこかで使われていると考えるとモチベーションがアップします。
④ 不労所得になる
ストックフォトは写真ACサイトを通じて写真を提供しています。
そのためお客さんはあなたの写真をいつでも気軽に観覧することができます。
つまり、あなたの写真は24時間365日いつでも購入され評価される可能性があるということです。
もっと言えば一度投稿すれば自分は何もせずに収益が発生する可能性があります。
投稿までの手間はありますがその後の売り込む作業・時間が必要ないのは最大のメリットではないでしょうか?
⑤ 編集技術のスキルが身につく
編集と聞くと難しいイメージがしますが、写真の明るさを調整したり必要ならばトリミングをするなどそれほど大変なものではないです。
もちろん、こだわる編集も良いですがまずは簡単な編集だけで投稿数を増やした方が得策です。数をこなせば編集技術は自然と身についてくるでしょう。
⑥ 売れる写真と売れない写真が分かるようになる
どんなに良い写真を撮ったとしてもその時のニーズにマッチしたものでなければ写真は売れません。
例えば、紅葉の時期に桜の写真ばかり投稿していればなかなかダウンロードはされませんよね?
重要なのはお客様の欲しい写真を推測し何が注目されているのかを察知することです。
そうすれば自然と売れる写真と売れない写真が分かるようになってくるでしょう。
また、同じ写真でもちょっとした工夫でダウンロードされるようになったりします。
ジャンルの選定やキーワードは良く考えた方が良いポイントです。
▼デメリット
① 収益が発生するまで時間がかかる
あなたの投稿した写真を見つけてもらうまでにはそれなりの時間が必要です。
その間は収益が発生せずに辞めてしまう方が多いのも事実です。
しかし、続けていけば必ず収益は発生してきます。
普段から投稿する習慣をつけ気長に作業するのも一つの方法です。
② 他のサイト含めるとかなりの数の写真があり埋もれる可能性がある
ストックフォトサイトはとても多く存在します。
一つのサイトだけでも何十万点、何百万点と写真が存在しています。
つまり、あなたの作品も大量の写真に埋れてしまうことになります。
重要なのはオリジナルとキーワード選定です。
③ 強豪が多い
写真を撮るのに特化した人(いわゆるプロ)と同じ土俵に立つことになります。
普通の写真だけではプロには勝ち目はありません。
オリジナルのあるものでターゲットを絞り込み、どんな写真が求められているのか投稿する前の工夫が必要になります。
④ 単価が安い
写真ACでは1ダウンロードにつき3円、人物素材では10円となっています。(2021年10月)
顔出しの写真では3倍以上の単価の違いがあります。
理由は至って簡単です。皆んなが顔出しを好まないからです。
世界中の人に利用されることを考えれば少し勇気がいるでしょう。
顔出しOKの方であれば人物写真を投稿するのが得策です。
⑤ 他のサイトに投稿できない
写真ACでは投稿した写真の著作権が写真AC側に移ってしまいます。
これは一度投稿してしまった写真は、他のフォトストックサイトには同じように投稿できなくなってしまうということです。
これはメリットでもありデメリットでもあります。
ですが複数のサイトに登録できなので収益的には大きなデメリットと言えるでしょう。
一方、他のフォトストックサイトではユーザーから利用権を買い取る仕組みを採用してます。
この仕組みによって複数のサイトに登録が可能になっています。
どこのサイトに登録するのかは重要なポイントです。
向いている人と向いてない人
ストックフォトサービスを利用するにあたって向いている人は
① 普段から写真を撮るのが好きな人
ほとんどの作業は写真撮影と編集ですので趣味で写真を撮っている人は楽しみながら作業ができます。
② 旅行や出張など様々な場所へ行く機会が多い人
普段からどんな写真が求められているのか意識さえしていれば様々な場所へ行く機会が多い人には大きなメリットになります。
③ プロのカメラマンを目指している人や編集作業を学んでいる人
写真を投稿するにあたって多少なり編集は必要になります。
難しい技術は身につかなくとも写真の基礎程度は学べるでしょう。
④ コツコツと地道な作業ができる人
どんな写真であっても収益が発生するまでには時間が必要です。
それは、ある程度の我慢が必要だということにもなります。
編集作業も辛抱強くできる人にはピッタリです。
一方ですぐにでも収益を得たい人やありきたりの写真が多い人などはストックフォトで収益化はオススメできません。
必要なツール
・カメラ
ストックフォトを始めるにあたって写真を撮るのにカメラがなければ元も子もありません。
できることなら一眼レフカメラを用意するのが一番ですが、最近はスマホのカメラ機能も優秀なのでまずはスマホの写真でいいんじゃないかと思います。
少し慣れてきたらカメラの購入を検討して質の高い写真を意識してみるのがいいのではないでしょうか。
・パソコン
写真を撮ったら編集をするのにパソコンは必要不可欠です。もちろんスマホでも編集はできますし、
撮った状態のまま投稿することもダメではないです。
しかし、魅力的な写真にするためより細かな編集をするにはやはりパソコンは必要です。
カメラやパソコンは必要ですが重要なのは先ずは写真を撮ってみることです。
著作権と肖像権
著作権とは様々な創作物を作った人が持つことのできる権利です。
また、作った創作物がどのように使われるのかを決めることができる権利です。
明らかに著作権を侵害している写真は登録する段階で弾かれます。
そして、仮に登録した後で著作権侵害が発覚した場合に法的措置を取られてしまう可能性があります。
よって著作権については利用する前にしっかりと理解をしておいた方がいいでしょう。
一方で、肖像権とはプライバシーを保護するための権利です。
他人から写真や動画を無断で取られたり、公表されたりしないように主張ができる考え方です。
多くの写真を撮影していけば、他人が少し写っただけで訴えられる可能性だって考えられます。
しかし、これは日本国憲法21条に明記されている表現の自由というのがあります。
そのため仮に肖像権を侵害しても刑法などにより刑事責任が問われることはないでしょう。
ですが民事上では人格権や財産権の侵害に該当する可能性があります。
そうなると損害賠償請求が実際に認められた事例もありますので注意すべきこととして知っておきましょう。
肖像権も利用する前にしっかりと理解しておいた方がいいです。
ストックフォトサービスは簡単に始められる副業です。
その反面、競合が多いのも事実です。
そのことを理解して楽しく副業ができればいいですよね。
ただ、ここで何も行動しないのであればそれは収益ゼロのままです。
普段ちょっと意識して写真を撮ってみるなど、まずはできることから始めてみましょう。
コメント